ストレス蓄積を防ぐメンタルケアの方法

介護職は、基本的に多くの職場で人材が不足しており、業務的にも体力・精神的にきつい仕事であり、ストレスが溜まりやすい職業だといわれています。毎日忙しく働く介護職員の中には、ストレス過多でなかなか疲労が取れない人もいるでしょう。まず、メンタルケアで実践してしてほしいのが、人に話すということ。ストレスは、一人で抱え込んでしまうとどんどん肥大化していきます。また、一人ひとりに思考のクセや価値観のフィルターがあるため、自分だけの視点でしかストレスと向き合うことができません。どうしようもないストレスがあるのなら、自分だけで解決しようとするのではなく、信頼できる人に相談しましょう。話すという行為だけもストレス発散になり、その気持ちに寄り添ってもらえたら少しホッとするものです。

さらに、相談した人からのアドバイスで新しい視点に気付くことができれば、ストレスとの上手な向き合い方が見つかるかもしれません。なるべく誰かを頼るようにしましょう。そして次に大切なのが、きちんと食事を摂取し、しっかり休息を取ること。当たり前のことだと思うかもしれませんが、これができていなければ、健全な精神状態でストレスに向き合うことはできません。心と身体は繋がっています。心が滅入っている時でも、身体の状態を万全に整えれば、心にも余裕が生まれてくるものです。心に余裕が生まれれば、自分の思考や感情を正しく観ることができ、物事を正しく判断することもできるようになります。その結果、ストレスに対して然るべき対応を取ることが可能になるはずです。ストレスで心が安定していない人は「人に相談する」「食事と休息で心身を整える」ということを意識してみてください。